皇后杯2016 (3) 日立 3-2 JT 佐藤美弥ｘ田中美咲

皇后杯2016準々決勝　佐藤美弥と田中美咲の真剣勝負

2回戦と準々決勝の二日間、12試合の中で一番熱かった試合。

佐藤美弥と田中美咲の真剣勝負を5セットに渡って堪能できた素晴らしい試合でした。

コイントスは佐藤と奥村。

「コートこっちで」という佐藤の声はスタンドでも聞こえました。

 ありがとうございます、引っ越さないで済みます。

１セット

 日立 20-25 JT

２セット

 日立 25-20 JT

３セット

日立 21-25 JT 

４セット

日立 31-29 JT

終盤、渡邊久恵にボールを集める佐藤美弥。

井上の速攻は佐藤が満を持して使った所でエンドラインを割ってしまいました。

「何のためにいるんだよ」となった所でどシャット。

このブロックは大きかったです。

渡邊久恵がサーブでも攻めて、このセット、リヴァーレ。

 

５セット

日立 15-7 JT

出だしでリヴァーレが差をつけて、その差を生かして逃げ切り。

JTは4セット目で片付けられなかったのが痛かったです。

試合後の握手では誰も田中美咲の所に行かず、美咲憮然。

リヴァーレのファンは試合後も「もえ、もえ」「ひさえ、ひさえ」と大騒ぎ。

まあ、この2人は見ていて楽しいですよね。

 

佐藤美弥と田中美咲は、テンポ良く速い攻撃に正確なトスを供給し、厳しい局面ではアタッカーに時間を与えたりと緩急もつけて本当に見応えがありました。

ただ、内瀬戸+遠井の方が中村+田中よりサーブレシーブが上手い分、佐藤の方が思うように攻撃陣を操れたのかなと感じました。

アンテナ一杯のトスに続けてブロックに付かれると、サイドアタッカーを中に切り込ませるのも内瀬戸と渡邊の機動力が生きて良かったです。

永松と代わってちょこっと出ていた頃より大分レベルが上がっているように思います。

直前に白井美沙紀のトスを散々見せられていたせいか2人のプレーには感嘆のため息連発でした。

美弥さん、次は松山でお待ちしています。

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