しまなみサイクルエクスプレス廃線で江田島へ
前週、呉まで出かけてすっかりその気になり「来週も自転車に乗る」というエースの気持ちに応えるべく、しまなみ海道走破を企画。
今までに3度かな?走っているので走力は心配ない・・・はず。
スタートはいずれも尾道。
一度目は、今治駅からバスで帰還、その後の二回は糸山サイクリングターミナル宿泊と馬島からバスだったかな。
エースは100km以上走ったのは二度ほどしかなく、最後の20km位はヘロヘロでした。
しまなみ海道片道は気分よく走れる距離のほぼ上限です。
今回も尾道に車をデポして糸山サイクルターミナルまで走破し、馬島からバスで尾道に帰還するルートにしました。
ではなく、しようとしました。
さて、尾道バスのサイトに飛ぶと、サイクルエクスプレスは6月末で休止のお知らせ。
無くなる前に利用しておかないと・・・と予約電話を入れると「コロナで休止して再開の日は未定です」というお答えでした。
どうやら、このまま終わりにするつもりみたいです。
結局、しまなみ海道は一泊して走破するか、一日で往復かの二択になってしまい、敷居が高くなりました。飛行機や新幹線で来る人にとってはなおさらですね。
日帰りとなると生口島の瀬戸田と糸山ターミナルの往復が丁度いいのかな?
個人的には須波港に車をデポして生口島、大三島、伯方島を回るルートが好きです。
バスがないから往復150kmにしようというわけにはいきません。
予定を変更して江田島です。
去年の9月に三高山砲台に行って以来です。
海田=>呉港(フェリー)小用港=>大柿=>切串(フェリー)呉ポー=>海田
こういう地味なルートを設定しました。大体しまなみ海道と同じ距離です。
昼食は中町港近くのshirasuyaという店のtake outを利用することにしました。
中町港のどこかに休憩所とか食べるところがあるでしょう。
10:15のフェリーに乗ることにして、9:00頃に出発しました。
しばらくして人の戻ったベイサイドビーチ坂が見えてきました。
ここの所、沖にpeaceboatの舟がおります。
今は世界中入港できない港ばっかりだからですかね。
R31は自粛全開の頃よりは明らかに車が増えました。
予定通り9:50頃には大和ミュージアム前に到着です。
フェリーターミナルに向かいます。今回は小用港なのでこちら。
大人400円+自転車120円です。
自販機で乗船券を買って、自転車代は船内での支払いです。
松山行きの乗船案内を聞きながら小用からのフェリーを待ちます。
松山便は昼間っから飲んでいる輩が多い、素晴らしい航路です。
船の中で飲んで松山に着いたら道後温泉で風呂、ホテルでまた飲むという旅行を広島にいる間にしてみたいです。
出航した松山行きとすれ違って、我々が乗る小用行きがやってきました。
自転車は我々の他は一台。
さよなら灰が峰、さよなら大和ミュージアム。
20分の船旅で小用港に到着です。ここから中町港を目指します。
小用港を出てすぐが坂です。
やや怯んでいましたが、まずまずのペースで登っていくエース。
県道江田島大柿線を南下して江南交差点へ。
丁度11時だったのですが、何故か閉店したはずの海辺の新鮮市場の前に行列が!
海辺の新鮮市場が再開しておりました!
ダブル☆☆という表現に惹かれましたが、刺身定食に!
お手製シールドでコロナ対策していました。
以前は炊き込みご飯三種類で、おかわりも何回も出来ました。
今は炊き込みご飯一種類です。
ご飯も味噌汁もおかわり一回までです。
そうやってコストを下げて再開となったのでしょうね。
2階も自作のシールドで感染症対策です。
ここは食事もさることながら二階からの眺めが良いのです。
自転車乗りが江田島に戻ってきましたね。
新鮮市場は終わってしまったからという事で見つけたshirasuyaですが、HPを見ると美味しそうなので、炊き込みご飯のお代わりを我慢して、行ってみることにします。
中町港に到着。
フェリーターミナルのお好み焼き屋さん日和。
繁盛しているみたいです。
珈琲屋さんの角を曲がって少し走ると、ありましたshirasuya e's。
シラスのピザ一枚注文しました。
「30分後に」という事でしたので時間つぶしに三高方面へ。
適当なところでUターンしてピザを受け取り、中町港へ。
シラスいっぱい。
期待以上に美味しかったです。
色々食べ満足したところで切串港へ向かいます。
海辺の新鮮市場の所まで戻ってきました。
ザリガニのハサミのどっち側を通るか相談して、西側を選択しました。
ところが、青少年交流の家の家の前で大須が通行止めのお知らせ。
もう解除されているはずだったのでノーマークでした。
工事が予定通りに行っていないみたいで、あちこち通行止め解除時期を訂正するシールが貼ってあります。
戻って東側を走るか幸の浦峠を越えるショートカットにするか相談です。
江田島のサイクルマップをDLして確認すると「やや坂」との記述。
別のガイドで10%位の勾配があると書いてあったような覚えがあるのですが、この道を走ったことが無いので何とも言えません。
エースに聞くと「行ってみるよ」という事だったのでショートカット選択。
やっぱり来た、ドーン。
先に峠まで行き、自転車を押すために歩いてエースを救出に向かいます。
大丈夫と言って適当に休んだりしながら頑張って自力で登り切りました。
下りは得意(好きなだけ?)なエースは爆走して下っていきました。
着いたぜ切串港。
まだフェリーまで30分弱あります。
フェリーターミナルでは江田島産の地鶏を売っているらしいのですがクーラーボックスの中はカラッポ。
もしかして「ポーク・アンド・チキン」さんではないかと切符売りの人を探します。
人を探して聞いてみるとやっぱり「ポークアンドチキン」さんでした。
奥に冷凍を保管してあるという事だったので持ってきてもらいます。
一黒シャモ
もみじ
勢ぞろいですよ!
われわれの行動が呼び水となって他のフェリー客も集まってきました。
「美味しいです、是非どうぞ」と生産者でもないのに宣伝です。
まぁ、一応顔と名前を覚えてもらっている身なので良いでしょう。
一黒シャモを購入!!
あれ?
運賃320円+自転車130円なので二人で900円なのですが手元には800円位しかない!
すぐそばの郵便局に行くも土曜日は12:30でATM終了。
フェリーに乗れません。
小用港から呉港にわたれれば良いのですが、小用で広銀やコンビニを見た覚えなし。
呉まで35kmなので自宅までだと55kmです。
エースが「仕方ないよ、頑張る」と言うのでゆっくり南下。
もう70km近く走っているのでエースのペースが上がりません。
つらそうです。
何とか船でショートカット出来ないものか。
小用港の周りでダメもとでコンビニを探すと、呉信用金庫が。
助かった。
キャッシングでお金をおろせば切符が買えます。
VISAカードで借金して呉港行きのフェリーの切符買いました。
小用港では30分ほど待ち時間があるのでターミナル内の掲示にも目を通します。
小用と呉を結ぶフェリーは東日本震災の後、数か月の間、気仙沼に貸し出されていたのだそうです。
東北で皆の足になっていたのかと思うと胸アツです。
16:25のフェリーで小用港に向かいます。
無事呉港に到着です。
あと20km走れば海田町の自宅に到着です。
ゆったりと呉港をスタート。
呉港の西エリアには広島大学の豊明丸が停泊しています。
生物生産学部の舟なのですが、生物生産学部って何するのでしょうか?
昔は福山にあったそうですが東広島市に移転しています。
その跡地に福山平成大学があります。
いつものルートを北上して海田町に戻ります。
だし道楽から15kmほどで自宅、もう楽勝!
のはずなのですがエースのペースが上がりません。
暗くなる心配もないので、呉ポーの近くのローソンで休憩することにしました。
坂町まで戻ってきました。
peaceboatが良く見えます。
自衛隊前、泥棒グループのワンダーランドまで戻ってきました。
バーのオーナーがお店の子は代々自衛隊員に奪われてしまうとかTVで言ってたな。
業務用食品スーパーの前の道路が完成。町内の交通事情が変わりそうです。
無事帰宅です。
借金してフェリーに乗ったのが格好悪いですが一黒シャモ買えたから良し。
90kmのサイクリングでした。