Kaita City Life 海田市生活

次はどこ走ろうか

もしかすると「命がけの証言」は海田町どころか安芸郡には置いてない

著者の清水ともみさんが自著が書店で平積みになっている様子を自身のTwitterに上げているので、海田町はどうなん?と町内の本屋へ。
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フタバ図書、沢井書店、中川書店どこにもなし。

隣町の坂町ならってんでTSUTAYA坂店へ。

ありませんでした。

どこで売れているんだ?

東京と横浜か?

 その昔買っていた写真雑誌にポル・ポトの特集があり、ガイコツ一杯見せられて衝撃でした。以来、現代の虐殺王のポジションはポル・ポトでした。

ヒトラーとかスターリンは昔の人の認識。)

ユン・チアンの「マオ」を読んだときは、殺した国民の数が桁でポル・ポトと違うってことにビックリ。

この本は、子供の頃からフレーズだけは知っていても、何のことだかサッパリわからなかった事がクリアになっていくので、興奮して上下巻で一週間かけないで読破した覚えがあります。

文化大革命って言葉はよく聞いたのですが、父親に聞いても何だかわからず「良く分からないけど壮大な事業だって新聞に書いてある」みたいな答えでした。

ちなみに父は熱心な朝日読者でした。本多勝一先生の名作、「中国の旅」も真剣に読んでました。さわやか朝日新聞

後年ジョン・ローンの映画を見た時に「反文明闘争で知識人の迫害してたんだ」と疑問が少し解けました。

林彪の飛行機事故も色々解って興味深かったです。

劉少奇とか周恩来を吊るし上げるシーンも印象深く、後年、事業仕分けで青筋立てて張り切る蓮舫を見た時にも妙に納得が行ったものです。

スズメを皆で捕まえて飢饉になった話は、金日成の命令で山をトウモロコシ畑にして、大雨でトウモロコシ畑と下の農地とセットでダメにした話に通じるものがあって、笑っちゃいけないんだけど、大笑いしながら読みました。

ポンコツの炉でいい加減な材料で製鉄して、使いみちが無い屑鉄を国中で生産した話なんかも、技術移管の仕事で接した中国人技術者とおんなじ発想。知っておいて良かったです。

まがいモンの原料を見つけてきては「こっちの方が安い」、色々教えて約束した製法を守らないでデタラメに作って検査で落ちると「検査基準を緩めれば良い」だったからなあ。

「これじゃあ客先で不良が出て、取引停止になっちゃうよ」って言っても意味わかってなかったからなあ。ちょっと前に、はてなのランニングカテでランシューのいい加減な作りに怒っている記事を見た時も「ああ、仕様守らないで作って、出荷検査サボったやつだ」って思いました。解決策は、インドネシアとかベトナムに工場移すしかないんですよね。

中国人技術者の名誉のために書いておくと、北米で学んだり働いた経験のある人は違いました。

さてさて、そんな衝撃の「マオ」は、調べてみると2006年に読んでいますね。

「命がけの証言」はkindle版を読みました。かわいらしいタッチの漫画なのでサッと読めるのかと思ったのですが、全然進まなくって、「マオ」と同じくらい時間がかかりました。笑っちゃいけないけど笑える話も、後年、役に立ちそうな話も一切無し。

清水さん的にはグロなシーンを描くのは避け、言葉にしたようですが、十分グロ。

清水さんのtwitterを見る限り、本はすごい勢いで売れているみたいですが、途中で止まっている人が多いんじゃないかな。

モンゴルとチベットを合わせて三部作になるのかな?

特色ある社会主義は、毛沢東主義と並ぶ謎。