ネタが面白くって愛読していたマラソンブログのブロガーさんが故障してしまい残念に思ってるって話
走るのって気楽で簡単だと思っていたらそうでもないね
自転車乗りのボクからするとランニングはとても難しいスポーツです。
どうやったら飽きずに続けられるか。
どうやったらイベントでちぎれないで走れるか。
どうやったら故障しないか。
ボクは元々走るのが嫌い。高校時代、冬場に学校周辺をトレーニングで走らされた時は「バレー部がなんで毎日ジョギングすんだよ!」とプリプリしていた。
ボクが走り始めた理由はどっちかって言うと消去法。
ブタ野郎が嫌で走り始めた
以前はほぼ平坦路で15kmだった通勤経路が峠越えの25kmになってしまい、自転車通勤が出来なくなり、明らかに運動不足になった。
なすすべなく崩れ行く体型につのる焦り、それを見事に数値で裏付ける人間ドック。
今の職場にトレーニング施設は無いし徒歩5分圏内にスポーツジムがあるわけでもない。回り道をすれば公営のプールやジムに寄れるけど帰るのは遅くなる。
その間はお腹が空いているのを我慢して待っててもらう事になってしまう。
しゃあない、昼休みに走るか。
昼休みにチョコチョコ走り始めて、ふくらはぎが痛くなるのは兎も角、足の裏が痛くなったのには参った。こうなっちゃうとゆっくり歩いても辛いから。
ジョギングってこんなに体に負担が掛かるの?ノロノロ5km走っているだけじゃん。
それが分かってからはどのくらい走るかって事には慎重にしてきた。
加えて走った後にいくつかの体操をして体をほぐす事も始めた。
続けられない事には体重も減らないだろうから。
おばちゃん、そこまでして走りますか
走り始めて三月ほど経った所でふくやまマラソンに出たんだけど、60代くらいの人が膝にサポーターをしたりテーピングをして仲間内で「故障で大変なんだ」という話をしている。
これは大きな驚きで、一般のおっちゃんやおばちゃんが、たかが(失礼)福山市のハーフマラソンごときを痛みをおして走るってどういう事か全然理解できなかった。(今も出来ない)
ボクは朝から雨が降っていたらサイクリングには出掛けない。走っていても楽しくないし危ないからだ。
スタート前に不調について語る事が100を切るのが精々のゴルフ好きが「ちょっと寝違えちゃってさあ」等と叩いた時の言い訳をラウンド前からするのと同じなら構わない。
でもそうは見えない人ばかりだった。
いつもより良いタイムで走りたい、でも脚が痛くて不安。
ボクなんか健康診断の結果を見て走り出したクチだから、どっかが痛いのを我慢して走ろうなんて気はサラサラ無い。
早起きが苦手な自分が平日にもコンスタントに運動するためには昼休みの活用が一番容易で、1時間の昼休みでは30分くらいの運動が精々だ。
だからランニングを選択したのである。
平日、週に2回で良いからスポーツウエアに着替えて外に出ようって気になるにはどうしたら良いか?
苦手なランニングのイベント、すなわちマラソン大会に参加することにしてしまおう。
そうすれば完走できるようにトレーニングするようになるだろう。
ランナー向けのイベントは色々だけど、5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソンとある中で「少し頑張れば出来そうな所」がハーフマラソンに思えた。
そこで三ヶ月以上先の福山のハーフマラソンに申し込んだ。これは結構上手く行って、週3回-4回走る習慣が身についた。
一月ごとに今月は10km走れるようになる、来月は15kmその次は20kmと走り続けられる距離を伸ばしていけた。
ランニングを始めて三ヵ月半で参加したふくやまマラソンはケツから20%位の順位だったけど制限時間を心配することなく終えることが出来た。
ランニングを続ける過程でダラダラ増えていた体重に歯止めがかかり緩やかに減り始めた。と同時に寝つきが物凄くよくなった。
やはり、コンスタントに運動すると違う。
神奈川から広島に移ってきて暫く経ってから、自転車でR31やしまなみ海道を走っていて「俺ってこんなに遅いっけ?」と感じることが増えたんだけど、今ではスピードが戻った。
たまーに上る天応から焼山へ至るK66を走っていて「前よか楽だな」と感じる。こうなってくると、毎日同じような所をグルグルだって構いやしない、続けようって思う。
ランニングは夏が辛い、折角の運動習慣がなくなる恐れがある。だから10月に行われる江田島のハーフマラソンにエントリーした。
ちぎれないで走るには8月や9月も走っておかないといけないだろう。
さて、どうやって続けようか?昼休みは30℃を超えている。
昼休みに走るのを止めて夕方帰る前に30分会社の周りを走る事にした。これで無事夏の間も走り続けることが出来た。
今は涼しくなってきたので昼休みに走っている。
今では、数キロ走って汗をかくと体が軽くなって気分もすっきりする。走るのを毛嫌いしていた頃とは全然違う。走って気持ちよくなるって体験を人生で初めてしている。
無理はしないし自転車だけだった時よりも体をほぐす事にも注力している。
もうすぐ走り始めて一年になるけどサポーターもしていないし、マッサージや鍼灸に通った事は無い。
故障に無縁で走っている人達もいる
ボクは3年ほど初動負荷トレーニングをやっていた。
ゴルフ雑誌で知ったことがきっかけでやるようになり、ほんの数日で高校時代から続いていた腰痛が無くなるなどの効果があったのでずっと続けた。
いまは近所にジムが無い事もあり鳥取で教わった「おうちでできる初動負荷」などを日ごろやっている。
初動負荷の会員さんにもマラソン好きは居て、3時間切ってフルマラソンを走る人も居た。コーチにもマラソン好きが居て「走る」事についてよく盛り上がっていた。
多分、この人の発案なんだろうけど東京マラソンの日は通常より始業時間を早めて出走前の調整に池袋のジムを利用できるようにしていた。
筋が痛いだの腿が痛いだの関節痛がどうしただのって話は耳にした事が無い。
マラソン大会の直後でも「ココを痛めたんだけど、どんなトレーニングが良いかな」なんて事は無く、「昨日のタイムはいくつでさー、こんなレースでね」って話を
いつも通りにマシンをシュッシュッと動かしながらしていた。
体のどこが痛くてじゃなくって、フォームについて気が付いた事があるんだけど、これってどうなの?という会話をコーチとしていた。
マラソンが好きな人のブログは大会の話、それに備えての練習の話、学んだトレーニング理論の話が多い。そして時々体の痛みや治療の話だ。
かなり難しい事を学んで厳しいトレーニングをやっている人であっても、体のケアについては大して学んでいないし大した事をしていないように感じられる。
学校体育でやるストレッチをやった話だの会社帰りにマッサージしてもらった話がいい所だ。その程度でもあればマシな方で、多少の痛みは伴って当然で筋繊維が破壊されて再生される過程で強くなるから強くなるには必要だなんて論理も目にした事がある。
ランナーの人は折角遊びで気持ち良くなったり満足感を感じるためにやっているんだから体の痛みを感じないようなトレーニングについてもっと気を配ったほうが良いと思う。
愛されるマラソンランナー
マラソンランナーの人たちは自転車乗りに比べてマラソンを楽しむ機会、それを支えてもらう機会にはるかに恵まれているように思う。
たった3回のハーフマラソンに参加しただけだけど、どのイベントも地区にとって大事なお祭りになっている事が伺えた。
自転車の世界じゃあ、赤城のヒルクライムは町ぐるみのお祭りにもなった代表的なものだけど、その程度のイベントはランニングには腐るほどある。
ボクが走ったふくやまマラソン、よしか夢花マラソン、ヒロシマMIKANマラソンは備後・安芸エリアを出たら皆知らないんじゃないかと思う。
そんなイベントでも交通規制もしてくれるし近所の人が補給食もって待っていてくれる。
芦田川の川原ではお菓子を頂いた。
吉賀町では安全確保のために数十メートル毎に町の人が立っていてくれた。
江田島では釣具屋のおばちゃんが氷を渡してくれた。
ボクは今年初めてブルベに参加したけど、ブルベの参加者なんか警察に職質されることがあるんだとか。
折角、周りも一緒に楽しんでくれるイベントが沢山あるんだから、一つでも多くのイベントに参加できるように、体をケアすると良いと思う。
何物にも変えがたい充実感や多幸感を味わえるんだから、少しでも長く走り続けられるように、体のいたわり方も学んで実践したら良いと思う。
自分に合う練習法があるように自分にあう体のケア方法があるはずだ。
ゆる体操のプライベートレッスンを始めた
ボクは初動負荷を退会して以来、ランニングを始めるまでは今ほど体操の類はしていなかった。
「おうちでできる初動負荷」と「ゆる体操」をすこーしで十分だった。今は以前よりやる量を増やした。
ランニングに比べて自転車は体を痛めにくいスポーツだと思う。趣味でやるレベルであればサイクリングのほうが体には良いと思う。
まあ、自転車は交通事故のリスクが高いから、もろもろ込みで考えるとどっちがヤバイかは分からないんだろうけど。