Kaita City Life 海田市生活

次はどこ走ろうか

気がついたらほったらかしにしてしまった本3冊。

昨年末は、いろんな所で年のまとめの記事を見たのですが、世の中普通の人でも難しい本を読んでいる人が沢山いるもんだと驚きます。

で、結構楽しんで読んでいたはずなのに、気がついたらほったらかしにしてしまった本3冊をリストアップ!見つけ出して読むぞ。

きっかけって何だろうって振り返ると昨秋の国体から始まった怒涛のバレーボール観戦ツアーですね。金曜の夕方に移動して日曜の夜や月曜の早朝に広島に戻るって生活を続けているうちに読書習慣が消えうせました。 

この3冊。

①The Murder of Roger Ackroyd.

人により定義が違うみたいですがアガサクリスティの4部作って聞いた物を一通り読もうかと思ってダウンロードしました。今まで3作品読んでいて面白かったので。

読んだ順番は下記。

・Murder on the Orient Express. 

人殺しの話で、ボクは関西人じゃないけど、読了後に「ええ話やぁ」と呟きました。

お正月にフジTVでやった三谷版「オリエント急行殺人事件」も良かった。

映画もみてきました。イングリッド・バーグマンのやつの方が良いかな?

前に良いのがあると大変ですよね。

何年か前に「偉大なるギャッツビー」も久々に映画化されましたけど、これは良かったです。何が良かったかって言うとキャリー・マリガンのデイジー!

ミア・ファローのデイジーは魅力的なんだけどお利口そうなところが小説のイメージと違いました。キャリー・マリガンのデイジーはbeautyって点ではいまひとつでしたが馬鹿っぽさが凄く良く出ていて、こっちの方が好きです。デイジーは馬鹿でなくっちゃ。

いやいや、フィッツジェラルドじゃなくってアガサの話しているんだった。

・And then there were none.

元々Ten little niggers.だったのが差別用語の問題でNigger->Indian->Soldierと本文も変わって来たそうです。ボクの読んだ版はIndianが一部文中に残っていました。事情を知っていたので、「変換漏れか」って気にしませんでしたが、知らないとこの唐突なインディアンは何?と困惑するんでしょうね。

こわすぎてもう一度読もうって気がおきません。

・The Mysterious Affair at Styles.

上記2作ほどではなかったです。ワタクシ的には。

つまんないって意味じゃあないです。

 

②Never let me go.

で、アクロイドを読んでいるさなかにノーベル賞が決まって、アクロイドをほったらかしにしてこっちに移りました。Kazuo Ishiguroって昔から名前だけ知っていて、何で新潮文庫とか角川文庫の書棚に石黒って無いのかなと大分長いこと不思議に思っていました。疑問氷解ってことで一冊入手。装丁で選びました。

で・・・DLして数ページ読んだだけです。

 ③一般相対性理論を一歩一歩数式で理解する

数学は全然ダメでしたけど、学生時代みたいに試験までに何とかするといった時間制限もないのでやってみる事にしました。

最初に物理のおさらいみたいな章がありますが、すっ飛ばして三章のテンソルから。

工学部なので相対論は電磁気のおまけで特殊相対論をやりました。

 卒業した学校は数学科は多様体論の講義があって物理科には一般相対論の講義があるようです。

工学部ではテンソルは講義ではあまり時間を割きません。建築科はテンソルだけで講義があるみたいです。

建築って工学部なのに絵が上手い人が行く所って思っていたので意外でした。

この本を書いた人も建築。

Kindle  fire を買って、これをダメもとでDLしたらテンソルがきちんと表示されて感激しました。説明も今まで見た本やHPの中ではとっつきやすい方です。

物理の人じゃなくって門外漢の建築の人が書いているからだと思います。

今度こそ「共変微分」を突破できる気がしてます。

なのに放置です。

 

一月の段階でこうやって記事にしておけばみんな読み切るだろうっていう願掛けみたいなものです。