電験三種の準備
電験とは・・・・・。
何だか知りません。
工場の工務部門で発電所とか変電所の仕事をしていた父親との会話で存在をしりました。父は、二種に二度ほど挑戦して、断念していたように思います。
「仕事しながらではやり切れない」と言っていた気がします。
小学生だか中学生の頃の記憶なのでいい加減です。
父が勤務していたのは自家発電所もあるでっかいプラントです。
かつては、JRの駅から工場に線路が引かれており、それが自家発電所で使う重油の搬入用だったそうです。
そういうガチの職場でした。
自分の仕事は広い意味で電気に関係する仕事ですけれど10Vは高電圧です。
高い電圧の場合に何を学習するのかよく知りません。
さてさて、資格試験はどのくらい大変か。
資格偏差値なるサイトがあったので、簿記と電験を抜き出してみました。
資格偏差値
一年間、河合塾の偏差値ランキングとにらめっこした経験だと、55を超えるとそこそこで60を超えると難関。
運転免許位しか資格はもっておらず、全然ピンと来ないからTOEICを追加。
67 簿記1級、電験一種
66 TOEIC850点
64 電験二種
58 簿記2級、電験三種
57 TOEIC700点
45 簿記3級
えっ、簿記3級の偏差値45?
受かるの大変だったんだけど・・・・。
TOEICは得点分布が公表されているから、そこから偏差値が出ていて、ホントに偏差値。他とは意味合いが違います。
TOEICは10年位前に受けたのが最後で880点でした。
簿記三級より偏差値が13も上って言われるとビビりますけど、TOEIC700点台と同程度となると大した事無いと感じます。
結局、サラから始めるのと、それなりにやっていた場合とは違うって事なのかな。
電気技術者試験センターの案内を見ても試験範囲も良く分からない。
まずは、大人しくテキストを購入。
理論
海田町のフタバ図書に電験の本が置いてあり、一番最初に目に入ったユーキャンの本をそのまま購入しました。ユーキャンは電験の試験が4科目なのに、理論と電力しかテキストを出ておらず、ユーキャンの姿勢が不明。電験部門を立ち上げ中なのかな?
問題集が切り離せるようになっています。
数学や電磁気はともかく、基礎的な回路理論の試験範囲確認は重要だろうと考えて全体に目を通しました。
数学はベクトルの加減算までで内積と外積は記述無し。それとベクトル計算のための複素数。電磁気は中学校レベルといった所でした。
数学と物理のレベルを無理やり落としているため、かえって分かりにくいです。
数学は、先までやった方が却って楽って場合が沢山あります。
万人が経験するのがコレ。
小学生:面積図や線分図で未知数を求める。
中学生:方程式で未知数を求める。
大学では常微分方程式論をやった次の期に工業数学でラプラス変換。
ラプラス変換で微分方程式を初めて解いた時の脱力感は忘れられません。
「こんな楽な方法があるなら最初から教えろよ」
電験界では二種から本格派エースのラプラス変換と対戦なんだそうです。
テキスト利用は、範囲の確認にとどめておくことにしました。
機械
amazonの書評を見ると、TACのテキストは難易度が真ん中位で、上手に仕上げてある様なので買ってみました。TACってついこの間まで知らなかったけど、簿記や電験に力を入れているみたいです。
テキストと問題集を切り離せるようになっていて使いやすそうです。
理論と異なり、知らない事ばかりです。電動機の巻き線でいきなり大混乱。変圧器の等価回路なんてのも初めて見ます。一つ一つ頭に叩き込まないとなりません。数学や物理の面で理解が難しい項目は無いのですが、身につけるのは大変そうです。
電力
amazonの書評で「TACは全般的に良いけど電力はゴミ」とあったので、電力はオーム社の完全マスターシリーズにしました。電気の本でオーム社とかコロナ社ってメジャーなので、ゴミって事はなかろう。発電所とか鉄塔の絵が沢山載っていて、理科の本っていうより社会の本って感じ。すごく不思議。
問題は章末のみなのでテキストは一体型です。
これも、実際に試験問題を解けるようになるには学習時間が要りそうです。
法規
折角なので、電気書院の「電験三種これだけ法規」にして有名どころをそろえようと思ったのですが、電力のテキストを読み始めたばかりなので当分放置。
記憶力のピークは遥か昔なので、この科目も苦労するように思います。
工業高校教科書
amazonの書評で工業高校の教科書が使えるとのコメントを目にしました。
教科と電験科目とは概ね下記の対応があるようです。
理論:電気基礎1,2 (2022より電気回路1,2)
機械:電気機器
電力:電力技術1,2
オーム社が東大電気科、実教が東工大電気科に監修してもらっているみたいです。
実教の電気機器の教科書を尾道にある広島教販にネットで注文して買いました。
今回は一週間ほどで無事に手に入りました。
入手性からいって、新年度にすぐ注文するのがコツかもしれません。
図も多く、説明も丁寧です。これは、変圧器の節。
教科書代1145円、送料200円で合計1345円。安っす!
amazonだと納期は早いようですが三倍くらいの値段で売っています。
教科書は親切に出来ていて、これを読めば自習が出来るようになっています。教科書は先生の説明を前提とした不十分なものだろうと予想していましたが、これだけでOK。
電気機器の教科書が良かったので電力技術1も購入。電気機器が実教出版なのでこっちはオーム社にしました。
電力技術1の範囲は主に発電、変電、送電及び配電です。
前述のとおり、オームは東大。監修及び分担執筆は横山教授。
これも図が豊富で説明が分かりやすいです。
テキストとしては、ユーキャンとかTACより優れています。教科書を揃えて、過去問サイトで問題を解けば十分なのかもしれません。
主な教科のテキスト代は以下。
電気基礎1 : 1136円
電気基礎2 : 1119円
小計:2255円
電気機器:1145円
電力技術1 : 977円
電力技術2 : 972円
小計:1949円
合計:5349円
安っす!!
当方は普通科卒業で理科の教科書は数研出版でしたが、教科書だけ読んでも理解が進むようには書いてありませんでした。
それに対して、工業高校教科書は全然使えそうです。
工業高校演習書
教科書が良かったので、電気機器と電力の演習書も買ってみました。
今度はHMVで購入です。
タイトル : 電気機器演習ノート (工業391)電気機器準拠 新訂版
価格(税込) : ¥792
タイトル : 電力技術1・2演習ノート (工業392 / 393)電力技術1・2準拠 新訂版
価格(税込) : ¥880
送料込みで¥1892でしたが、教科書をなぞった様な作りで要らないかな。
WEBサイト
簿記の勉強で丁寧なyoutubeやwebサイトが沢山あり驚いたので電験も調査。
何年か後には電験三種で専門学校にコースを設置したり通信講座を開設するのは無理なんじゃないかと思うほどの充実ぶりでした。
うーん、みんなのモチベーションは何なのだろう?電気の資格のyoutubeで稼げるとは思えないんだけど、手間かけている。
なぜ学習塾の先生が電験の講座を開設?
理科室が懐かしい。
問題解説もビッチリ。
サイト主は電気系を卒業して中電に入ったと思われる方。
工業高校の教科書とネットで終わりだなあ。
試験スケジュール
2021の電検三種、電験一種及び二種の一次試験が終わったばかりで、翌年のスケジュールは不明です。2022からは三種が年二回の実施になるそうなので、一回目は春ごろでしょうか?取り敢えず、そこを目指して準備します。
母親に「お父さんが昔受けていた資格試験を受けようかなと思う」というと割と嬉しそうな様子だったので親孝行だと思って挑戦。
冥途の土産になるかも。
そんなわけで結構モチベーションは高いです。
簿記三級で苦戦したって事が気掛かりですけれど。
まあ、やってみます。