尾道まで走ろう(1)-さざなみ海道
尾道まで自転車で行く事になりました。
エースに何となく「今の走力なら海田から尾道までなら走れるんじゃないかな?」と言うと、俄然やる気になり、「行く、そのまま尾道に泊りたい」んだってさ。
三次、倉敷、鳥栖に続いて四度目のGoToトラベルです。
姫路のホテルも予約したので五回になるのも直ぐ。
ガースーに乗せられて無駄遣いをしている気もします。
そもそも、みんながじっとしていたGWも7月の連休も新幹線で実家に帰っていたのに、皆と一緒にGoToで盛り上がっていいのだろうか。ちなみに新幹線はガラガラで皆マスクして喋らないから安心でした。ホームで乗務員に会釈されちゃったし。
ウチの場合、在宅勤務になった影響でガソリン代支給が止まった以外は、収入に変動無かったから良いだろ、少しくらい調子こいても。
今回は尾道に宿泊したのちに、帰りは輪行で海田まで向かいます。
100kmという事で、エースは滅多に走ったことが無い距離です。休憩は計画的にマメにとらないと厳しそう。そこで、寄った事のあるお店の海田からの距離を列記するとこんな感じ。
呉・Beacon Cafe 20km
安芸阿賀・Cafe工房 25km
安浦・Cafe工房 43km
竹原・道の駅 63km
竹原・Hoxton 71km
須波港・84km
三原・蔵 90km
これにイートインのあるコンビニを組み合わせると休むところには困らなそうです。
身軽にするほど楽なので輪行袋と着替えをホテルに宅配便で送ります。
エースとしては、18:00までには到着したいという事なので、9:00に出発。
少し涼しいので、ノースリーブのメッシュのベースレイヤーを着て長袖のストレッチシャツと半袖ジャージの重ね着。エースは長袖ジャージ。
さあ、行こう。
出発してほどなく矢野駅通過。
あんまり気にした事が無かったけど、山陽線と呉線が交わる海田市駅より矢野駅の方が立派っておかしくないか?坂駅も海田市駅より立派、何で?
R31に出て南下、江田島は今日も綺麗。
呉が最初の休憩ポイント。エースの希望は、イートインが広いローソン呉宝町店。
気に入ったそうです。
でしたが、トイレ使用お断りとの事だったのでyoumetownへ。
1Fのミスドでドーナツとコーヒーを買って、外のベンチで一休み。
少し寒い。あまり落ち着きません。出だしでコレはちょっと嫌だな。
ドーナツを食べ終わってから、大和ミュージアムのサイクルラックに自転車を引っかけて、ミスドで食べれば良かったことに気が付きました。
呉本通りを北上して休山トンネルに向かいます。
今日の行き先は尾道なので、呉越え峠を避けて楽な休山トンネル。
広の街中はいつも以上に混んでいました。竹原方面が特にひどい。みんな備後に遊びに行くのだろうか?広では、これに加えて信号峠に苦戦です。
川尻のトンネルを通ります。
野呂山のふもとまで来ました。
安浦までやってきました。ちょうどお昼時です。
cafe工房でサラダパンとホットサンドセット。
昔はパスタセットにかぼちゃのクリームパスタというのがあり、そればっかり食べていました。パスタを食べ終わってから、ソースにパンを付けて食べると美味しい、一品で二度おいしいメニューだったのですが無くなって久しいです。料理も自分で取りに行って、お膳を自分で下げる方式に変わっていました。
コーヒーも飲んでゆっくりして再出発。
安浦・安芸津エリアは、こんな感じで養殖業者が沢山あります。以前はここまで牡蛎を買い出しに来ていました。最近は坂町の折出海産です。
このドライブイン灘はおススメ。
ここで牡蛎雑炊を食べてから牡蛎が食べられるようになりました。大学の時に生ガキ食べてあたって以来、ずーっと食べていなかったのです。
大芝大橋。
大芝島のカキ小屋は三回くらい行きました。この界隈の養殖業者さんにその話をしたところ、「あー、土建屋さんのやつですよね、日本の牡蛎ですか?」と恐ろしい事聞かれました。多分、安浦、安芸津界隈の牡蛎だと思うけどなあ、牡蛎小町出すんだから。
安芸津では、折角来たのだから富久長を覗いていこうと思ったのですが、曲がる所を間違えて安芸津駅前に出てしまいました。
大崎上島ウルトラマラニックの時の駐車場へ行く道と勘違いしている。
でも、なんとか富久長の今田酒造に到着。
さすがに四合瓶背負って走れないので、見るだけです。
R185に戻って東へ。
ここは、日本一かどうかは、分かりませんが、旨いもの売っています。
竹原道の駅手前の信号待ちの時に、エースが突然「お団子食べたい」と言い出し、交差点にあった神田もち店でみたらし団子を購入。
三本セットからなのですが、一本でも売って下さったんだとか。
頼山陽に挨拶して道の駅へ。
道の駅竹原でお団子食べて一休みです。
竹原港。
cafe HOXTONはお団子で満足したので通過します。
その代わりにエデンの海展望台で景色を眺めて休憩です。
多々羅大橋が見えます。
しばらく写真撮影に興じてから出発。
忠海駅まで来ました。この裏手にうさぎ島の玄関口の忠海港があります。
港には観光バスが戻ってきていました。GoTo効果かな。
三原市に入ります。
これで上りは最後、あとは尾道までずっと平坦です。
今治造船見えてきた。
幸崎の港。
須波海浜公園。ここのレストランでむかーし「世界の中心で愛を叫ぶ」を読みました。
3時間で読み終えてしまい、「今時の小説ってこんなに早く読めちゃうの?」と驚いたものです。その後、池井戸潤とか東野圭吾にハマったら普通に時間が掛かりました。
須波港に三時半到着。滅多に食べられないたこ焼きが残っているか確認です。
まだ残っていました。
須波は良く来ますが、売店が開いている時間に来ることは殆どありません。
8:20か9:30のフェリーに乗って生口島に渡り、16:25のフェリーで戻って来ます。
二年ぶりくらいじゃないかな?ここでたこ焼き食べるの。とにかくタコがデカイ。名産地のプライドを感じます。ウチの田舎なんて半分はキャベツの芯だもんなあ。
あと少し遅かったら無くなっていました。
たこ焼きで最後の補給をして再出発です。
三原港。あと少しで尾道。
だんだん日が傾いてきて、バーエンドの鏡を見るとまぶしいです。鏡でエースの位置を確認できないので影で離れていないか確認します。
エースが「生口島行きたい」と言って来るも却下。
糸崎あたりから思いっきり失速しているのに何言ってんだ?
エースと走ると、普段よりゆっくり走るし、離れかけたエースを足を止めて待つ時にどっかり座るので、結構お尻に来ます。
「もうお尻が痛いからイヤ!」
そのまままっすぐ走って尾道駅到着です。
一応記念撮影して、他のサイクリストの記念撮影も手伝ってあげてホテルへ。
お宿はおのみちみなと館。
自転車持ち込み可のお宿です。
108kmの道のりでした。
エースの最長走行距離じゃないかな?
お疲れさまでした。