関東大学バレー2017秋季リーグ最終週、最終日
いよいよ最終日。優勝はMermaidsに決まったものの、4年生は最後のリーグ戦だしインカレのシードがかかるとあって各チームとも気合入ってました。
Bコート:国士舘3-0早稲田、宇都宮3-2順天堂、青山学院3-1松蔭大
早稲田の中川知香
ボクが初めて中川知香を見たのはインハイの神奈川予選。中川は川崎市立橘高校二年生でリベロでした。セッターは三年生の塚田しおり(筑波大->NEC)。塚田の卒業後は中川がセッターで北川きすみとか大辻あやかとか柴麻美と一緒にプレーしていました。高校時代の中川はレシーブも凄かったしトスも綺麗でした。4年ぶりに見た中川はWSでした。山なりのアタックを相手コートに入れてプッシュフェイントで何とかポイントを取ろうと苦闘していました。
早稲田は全敗で入れ替え戦に向いましたが、フルセットで勝利して一部残留。
東女体3-1東海大
全勝かぁーと思われた東海大が敗戦。壮絶な叩き合いでしたが横田真未が負傷交替したところで東女体で決まりかなと思いました。東女体の連中に良い体勢で打たせすぎでした。
この結果に焦ったのが日体大関係者。「次3-0で勝たないと、シードが無い」とインカレでシードに入れるかを心配していました。
小林奏瑛も悪くはなかったと思います。
ミドルの小松愛里。
当然マークがきつかったけどほとんど問題にしていなかった杉郁香。
どこが採るのか?
綺麗な顔立ちのまま強打を放っていた佐々木千紘。
こっちサイドは水守久美子。この人も強烈なスパイクでした。
ベストリベロ賞だった目加田莉央。
伊勢彩可も良いリベロでした。
脚を痛めて交替してしまった横田。
貞包里穂。
松本愛季穂。トップと振り切った後が特にカッコいい。
貞包と松本に見劣りしない 平林真織。
伸びやかなフォームから強打炸裂。成徳出身の市川玲奈。
セッター岡村真衣も成徳出身なのでウチのエースは東女体応援。
東女体がぶっ叩き合いでMermaidsに勝ちました。
岡村真衣は感涙。凄くシッカリした、綺麗な体格の東女体の面々。貞包、松本より高く、横田、小松よりパワーがありました。市川、佐々木、平林はまだ2年生。一ヶ月で変わる可能性があると思います。
日女体3-2日体大
この日は雨でした。淵野辺の改札を我々の少し前に通った数人はグレーのウエア。このうちの一人が振り返りました。目黒でした。この人達と離れて、桜美林の先のコンビニに寄って出てくると次の日体大の一団と一緒になりました。辻村、史苑、柳沼、伊藤、櫻井などの3年生集団でした。3年生集団の直ぐ前を歩いて青学に入りました。
日体大は3-0で勝つどころか敗戦。
立石はメガホンを手に上からずーっと「ゆうか、ゆうか」って応援していました。JTにいた山本健史が居るので何だろうと思ったのですが、彼は日体大男子の監督で男子が一週早く終わっているから女子の応援に来ていたのですね。データ入力している学生に「ショートサーブが上手く行っているから、前に出てくるまではショートを続けさせろ」って言ってました。ベンチの野中コーチはノートパソコン持ってイヤホンをしていました。大学リーグもパソコンでリアルタイムでデータ処理しつつ通信してるんですね。
日体大はノーシードで全日本インカレでは一回戦勝っても二回戦で筑波大学。筑波大は春リーグと東日本インカレ優勝、秋リーグ三位。日体大はそれぞれの試合で筑波に敗れています。
ボクは全日本インカレは金曜日の準々決勝から観戦予定なので日体大は見られないかもしれない。
この試合もS鎌田、OP山本がスタメン。
日体大のカットは、花井、池谷、目黒。この面子だと目黒に集まる。
近くに座っていた何処かの学生さんがベタホメだった池谷優佳。
評価が高い松井は初めてちゃんと見ましたけど不思議なノリの選手です。
苦戦する日体大。
櫻井美樹登場。
鶴田佳菜は相原高校。相原は神奈川県では大和南と川崎橘に次ぐ位の存在。
お昼に青学のシマの近くでオニギリを食べていたら少し後ろに青学の下級生が座って日体大のセッターについて話し始めました。
「29番(鎌田)も上手いと思うんだけど11番(櫻井)は上手いだけじゃなくって、凄く丁寧なのが良いと思う」という櫻井評でした。
小泉春葵はちょっとモンチッチに似ていた。
花井と飯塚澪莉。花井はよーく見えている選手なのでナカナカ捕まらない。
でも決めきれる所まで行かない。
山本ひかるは前日の様な爆発が見られず中野に交替。
ムードは日女体。
連続失点があっても落ちない、決まるとこのノリ。
ダイナミックなフォームからの強打が魅力の中野祐希。
相変わらず力強い綿引菜都美。
懸命のプレーが続いたけど振り切れない。
サーブレシーブ賞の森田茉莉。
綿引の対角は小牧香織。元気一杯だった。今の3年生までの神奈川県の高校出身者、特に大和南と橘の子は相模原や藤沢の市民体育館で見ているのでつい応援してしまう。
バックアタックも打ったけれど・・・・。
伊藤麻耶、松井珠己、目黒優佳。
日女体の勝利。インカレの9-16シードを取りました。ですが、1回戦中京大です。
綿引頑張れ。
筑波大3-2嘉悦大
壮絶な試合でした。
5セット目は嘉悦が出だしから走ってタイムを取って流れを変えようとしても上手くいかず10-3まで来ましたが、そこから筑波が猛追撃でした。
須田美南が一試合守り通しました。
嘉悦では小室の気迫が凄かったです。
一枚で川上雛菜をシャットアウト。
ずーっとボールを呼んでいた小室。
メンバーに恵まれているチームの間では二枚替えが常識。筑波は万代真奈美->山城愛心、丸尾遥香->横田実穂。東龍の二人が入ってくる。山城はやっぱスゴイです。
うちのエースは途中で美人談義。「小室さんも窪田さんも美人なんだけど、私は小室さんの方が好き」なんだとか。ハイハイって感じ。
ここのブロックは割れてばっかりで丸尾にぶっ叩かれて抜かれまくっていました。
井上が前日と別人。普段冷静にストレートからインナーまでコースを打ち分けていくのに、この試合では行ける時は叩きつけていました。
この試合の井上亜里沙はスゴイというのを通り越して怖かったですね。やっぱ完全に別格です。
普段クールな筑波大学の選手たちがノリノリになって、高校バレーのようにコート内を駆け巡り始めました。
筑波が嘉悦をねじ伏せて最終戦勝利。セット率で上回って嘉悦2位、筑波3位。
1位 東海大学
2位 嘉悦大学
3位 筑波大学
4位 青山学院大学
5位 東京女子体育大学
6位 日本女子体育大学
7位 国士舘大学
8位 日本体育大学
9位 順天堂大学
10位 松蔭大学
11位 宇都宮大学
12位 早稲田大学
最優秀選手賞 小林奏瑛 東海
敢闘選手賞 高橋愛未 嘉悦
ベストスコアラー 井上愛里沙 筑波
スパイク賞・ブロック賞 甲萌香 筑波
サーブ賞 杉郁香 東女体
レシーブ賞 窪田美侑 嘉悦
セッター賞 菊池杏菜 東海
サーブレシーブ賞 森田茉莉 日女体
リベロ賞 目加田莉央 東海
バレーツアーは一旦終了、次はインカレと皇后杯です。