確定申告メモ(1)巨大ファンドとIPOで大損
確定申告の準備に伴って証券会社の口座を確認しています。
この機に僅かばかりの株を損益通算などして整理していくことにしました。
株で大損した思い出を二つほど。
野村日本株戦略ファンド
会社の持ち株会以外に自分でも株を買おうってんで証券会社に口座を作る事にしました。
単位株を買おうとなると数十万円の資金が要ります。
とりあえず口座が作れればいいので投資信託を買って数万円で済ませようと考えました。
いざ新聞の株式欄を見るとべらぼうな数の投資信託があります。
どれがどれやらさっぱりわかりません。
そこで、当時TVコマーシャルでバンバン宣伝されていた野村日本株戦略ファンドというのを買う事にしました。
町田の野村證券まで出かけて、口座を作って10万円分ファンドを購入です。
店内の他のお客の身なりや振る舞いをみるにつけ、10万円の為に来店している人は他にはいなそうで気後れしたことを思い出します。
10万円の買い物に数千円の手数料がかかってビックリしました。
この投資信託の売れ行きは凄かったみたいで、もう数千億円集まった、さすが天下の野村、みたいな記事は結構読みました。
--そうなのか野村証券って凄いのか。
買ってすぐに猛然と値下がりする事に唖然。
--雑誌に凄いって書いてあったぞ。
値下がりしているのにキッチリ手数料がむしられていく事に激怒。
--ヘタ打っといて金取るんか?
チラシに偉そうなリポートを書いていた御仁が昇格したことを新聞で知って激怒。
--顧客満足って言葉知らんのか?
膨大な手数料収入を会社にもたらしたから当然という事なのでしょうね。
6000-7000円位まで値下がりしたところで止めました。
そこでも手数料。
値下がりと手数料でボコボコにされました。
今はというと10000円を大きく上回る(!)まで上がっていますね。
純資産総額が700億円くらいだとか。
多いときで一兆円まで行った気がします。
面白い記事を見つけて懐かしい思いで読みました。
勤務先のIPO
大損話をもう一つ。
勤務先が新規株式公開することになりました。
株式公開で会社が資金調達できることは分かるのですが、IPOが従業員にどう関係あるのかは、最初は分かりませんでした。
従業員の我々も職位に応じた株数を買えるというお知らせがあり、それぞれが購入可能な口数を書いた紙が配られました。
誰が何口かというリストがあるという噂が流れました。
何の事はない、東証のHPでこのリストがダウンロードできました。
口数と株数の関係、一株の値段が分からずしばし混乱。
従業員向けの説明会があり、一口が100株であること、額面が500円であり、額面で買える事が分かりました。
おー、それならお小遣いにはなりそうってんで、自分が買える最大限を購入。
初値は額面の数倍となりました。
初値がつくと職場にどよめきが!
金融屋じゃないのにね。
ボーナスを上回る含み益がみんなに発生!
持ち株会だと配当が再投資に回るので持ち株会で放置しておきました。
これが大失敗。
後に大暴落。
売るためには、持ち株会から証券会社に移さねばいけなかったのですが、暴落のスピードが速すぎて追いつけませんでした。
持ち株会から証券会社に移す時の手続きに時間がかかるし、随時受付ではありませんでした。
おまけに、ロックアップ期間というのが細々設定されていて好きには売れませんでした。
このお達しはいい加減じゃなく、しっかりチェックが入っていました。
持ち株会から証券会社に移す間に・・・。
初値がついてすぐに証券会社の口座に移して自分で管理していた人は傷口が浅く済みました。というより利益を確保して逃げ切りました。
ネット証券で投資信託
個別の株も持っています。
当然、上がったり下がったりです。
上がったのは、仕事上の付き合いでどんな会社か知っていた所と父親が勤めていた所。
営業や技術の人がキチンとしていて、まともな事をいう会社は大丈夫でした。
雑誌見て「そうなの?有望?」と思って買った所は大抵下がっています。
雑誌やネットを見て乗せられて買った中で上がったのはファーストリティリングだけ。
要するにユニクロとかGUです。
何倍かになっているので、これについては踊らされて良かったですけど。
トータルでは威張れるようなパフォーマンスではありません。
いつのまにかMRFの残高が増えていて「?」と思えば配当ですね。
結局、S&P500の再投資型の方が良かったよね、というつまらない結論。
複利で回りますからね。
ネット証券に口座を開いて、投資信託を買って淡々とそっちに資産を移しています。
マイル目当てのポイ活で楽天カードを作ってあったので楽天証券にしてます。
まじめに比較して選んだわけではありませんが、SBIか楽天でいいみたいですね。
クレカを作った時は、楽天ポイントでホテル代払って愛媛旅行をしました。
今は15銘柄ほど持っているのですが、少しづつ片付けています。
ニューヨークダウとか日経平均ならお昼食べる時にTV見ていると自然に入ってきますけど、個別の銘柄を何年もの間、それなりの頻度で追うのは無理です。
・外国出張でホテルと会社の往復だけ。
・新製品立ち上げpjで連日深夜に帰宅。
・身内の大病で通院のお手伝い。
こういうよくある事情で株価なんか気にしなくなります。
会計に関係する仕事の人は尚更でしょうね。
「自分の所で手一杯なのに他社の上方修正だの下方修正だのチェックしてられない!」
で、知らないうちに持ち株が暴騰したり暴落していたりするわけです。
NECは好決算の翌日に窓開けして下落。
一方の荏原は上方修正を受けて連日上昇。
銘柄ごとの都合だか癖だか知らないですけど、付き合っていられないです。
会社員している間は放っておけるやつにします。
それにしても、ネット証券にあるNISA対象商品の各種手数料の安さに驚きです。
eMAXISなどと前述の野村日本株戦略ファンドと各種手数料を比べてみます。
ザックリこんな。
つみたてNISAも始めました。
楽天カード決済にすると1%ポイントがつく上に、ポイントは株の購入にも使えます。
一種類だけ買うんじゃつまらないので複数買いましたが、一種類と同じ結果です。
我が家のカープファンが始めたカープ預金も満期が来たら順次投資信託の刑です。
一口いくらで何口もっているか知らなかったりする・・・・・。
カープ預金というのは広島銀行やもみじ銀行の定期預金で、カープの成績が良いと金利が上積みされます。
どの位かはこちら。
3位以下の数値はカープファンに失礼なので記しません。
優勝:+0.1%
2位:+0.05%
・・・・・・・・・・・
両行とも沢山お金を集めてニュースになっていました。
楽天銀行と楽天証券に口座を持っている人が、マネーブリッジという設定をすると楽天銀行の普通預金の金利が0.1%になります。
容赦ないですね。
今年中に色々スッキリさせたいものです。