東京都総体兼全国高校総体予選は下北沢成徳、石川真佑だけじゃない
東京都総体兼全国高校総体予選
東日本インカレは筑波大-青学大の決勝と東海大-東北福祉大の三位決定戦となったので高校バレー観戦となりました。嘉悦負けちゃったし、「愛里沙は誰にも止められない」みたいな試合を何試合も見ても面白くないです。井上愛里沙が特別な存在なのは一試合見れば分かります。
会場の表参道の青山学院記念館には、前日の墨田区体育館同様に業界関係者多数来場。
JTの吉原、豊田車体の多治見、東レの高杉とか安保ナントカとか・・・。高卒で活躍する選手を多数輩出している各校だけに三試合も見られるとなると、関係者もありがたいわけですね。嘉悦の鈴木コーチも後輩の応援に来ていました。
準優勝までは宮城県でやる高校総体に出場できて、優勝だと愛媛国体も参加できる。三位と四位は春高予選で頑張ろうとなってしまう。
ボク達は下北沢成徳高校を応援。エースは、青山学院記念館に入ってすぐの所に「下北沢成徳→」の札を持った父兄の方々を見つけるや早速「成徳応援に来ました」と挨拶してました。
一試合目
試合前のウォームアップからカツを入れまくる文京の先生と座って文京の練習に目をやる小川先生が対照的でした。試合はレベルが違って話になりませんでした。何処からも強打が来てブロックもビッチリな成徳の前に文京コンビバレーなすすべ無し。
黒後、堀江、山口の卒業で石川のアタックと椎名のブロック位なんじゃないの?他はどうなの?って思っていましたが、全然。仁井田、野呂も強打炸裂。
向こう側Aコートで東谷が高い打点から強打を叩き込んでいるのが見えました。
「何だアレ」
これで、文京と共栄は後が無くなり、次勝たないと高校総体出場が消えてしまう事に。
二試合目
共栄のコーチは女性の方。この方とは前日に墨田区体育館ですれ違いました。そうですか、ココにいらっしゃいましたか。去年は荒谷で盛り上がりましたけど、最近の共栄は成徳と実践に押され気味なので責任重大ですね。
複雑なコンビが持ち味の共栄ですが成徳のプレッシャーがきつくってミドルがほぼ機能しませんでした。エース菊地主将は頑張っていたけど多勢に無勢って感じでした。
向こう側のAコートではヤッパリ東谷が凄いスパイクを打っているのが見えます。
高校総体は下北沢成徳と八王子実践で決まり。後は国体に行けるのが春の都大会優勝の八王子実践か関東大会優勝の下北沢成徳かという問題。
三試合目
関東大会予選の都大会は八王子実践が優勝するも、関東大会は敬愛を破り成徳が優勝し、直接対決は無し。今現在はどっちが強いか。
1セット目は東谷が前衛の時は優位に立てるものの、後衛に下がると押される展開になり成徳。2セット目は東谷の対角の選手も活躍して接戦になるも成徳。
いわゆるクイック攻撃やブロード攻撃が無いのが持ち味の成徳バレーですが、セッター高橋のライトへのトスは比較的速かったです。レフトは相変わらず高いトスだったので常に2枚ブロックが付きましたが、ものともせずに打ち抜いていました。打点もソコソコ高いです。キャプテンになった椎名のブロックはどの試合でも相手に物凄いプレッシャーになっていました。対角の大崎はサーブが良く、流れを引き寄せる事が度々。レシーブもリベロの岩澤が上手いだけでなく、全体的に繋ぎが上手でした。相当強いんじゃないかと思います。九州勢がどの位なのかが気になります。
文京と共栄は双方へばっていましたが、控え選手も含めてアタッカーの枚数が多い分、文京の方が余力が残っていたって所でしょうか。打ちまくっていた菊地は最後はボールを追う元気もなくなってきていました。グッタリとして床をタオルで拭く姿が痛々しかったです。
まとめると・・・
3位:文京学院大女子-1勝2敗
4位:共栄学園-3敗
高校総体は宮城なので排球博客で結果のみフォローします。
国体成年女子は伊方町、小平花織を応援しに行きます。